第3回公演 ミュージカル「昔々、母さんが~」            チケット発売いたしました!

太平洋戦争末期―――――。

「ほうじょう国民学校」の校庭では、出征する教員・斉藤を送る会と、新しく着任した代用教員・安田を迎える会が行われ、子どもたちにより『桃太郎』ならぬ『ビワ太郎』の劇が披露された。


♪そりゃ進め そりゃ進め 一度に攻めて攻めやぶり つぶしてしまえ 鬼ヶ島


「僕は鬼退治に行くのではなく、敵という“人”を殺すために行く。できれば、鬼とは話し合って仲直りできたらいいのにと思う」と出陣の挨拶をした斉藤は、大きな非難を浴びる。


               

古本屋を営む両親と仲良く暮らす松野百合・モモの明るい姉妹・・親と離れ川崎から疎開してきた梅原ウメ・星雄姉弟・・・・、悪びれた様子も見せず盗みを繰り返す孤児・カンタ・・・・。18人の生徒たちは、それぞれに事情が違っても皆、逞しく生きようと懸命である。



そんなある日、突然うなり出す空襲警報。



さらに、真っ赤な炎に包まれる対岸の川崎の空。



じりじりと身近に迫った戦争を感じ、子どもたちの間に不安と恐怖が広がる。安田は子ども達を励まし続け、そして、子どもたちはお互いに助け合って生きていこうと心を1つにする。


 

「もし生きて帰ることがあったら、鬼を退治しないビワ太郎の劇、つまらないけど誰も悲しまない、泣かないビワ太郎の劇をみんなでやりたい」。

 

・・・・あの日、斉藤が子どもたちを前に正直に語った願いは、かなうのか。

松苗禮子先生の「戦争体験談」